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文献詳細

雑誌文献

生体の科学39巻5号

1988年10月発行

文献概要

特集 細胞測定法マニュアル 細胞発熱測定法

細胞発熱測定—観察から測定へ

著者: 山村雅一1

所属機関: 1東海大学医学部生化学教室

ページ範囲:P.470 - P.472

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 細胞の研究は顕微鏡で観察することから始まった。電子顕微鏡の開発はそれまで不可能であった細胞の微細構造を観察できるようにした。このような光,工学装置の開発とともに,多くの研究者によって染色技術が開発され細胞の形態のみならず染色による細胞内物質の定性を可能とし,最近では分光光度計の進歩から定量も可能に成りつつある。またコンピュータの進歩によるパターン認識が可能となり細胞を人が観察しなくても顕微鏡に直結したコンピュータが細胞の形態を認識することが現在可能である。このような進歩はしかしながらいまなお観ることが主体である。
 細胞数の検索も機器による測定が可能であり,さらに現在では細胞の染色のされ方によって分画できるほどになっている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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