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特集 細胞測定法マニュアル 細胞運動測定法
分泌量測定(微量定量測定) 個々の細胞からのホルモン放出量測定法—reverse hemolytic plaque assay
著者: 服部淳彦1 鈴木卓朗1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第1解剖学教室
ページ範囲:P.510 - P.512
文献購入ページに移動この方法の原理は,細胞の回りに放出されたホルモンが抗体と結合し,さらにprotein Aを介して赤血球と結合した後,補体によってホルモン—抗体のcomplexが形成された赤血球のみに溶血が生じるというものである。したがって,細胞の回りに形成された溶血斑の面積を測定すれば,1個の細胞から放出されたホルモン量が算出できるわけである。本稿では現在当教室で行っている方法について紹介する〔なお本法の基礎となっているNeillら(1986)4)の方法を合せて参考にされるとよい〕。
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