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文献詳細

雑誌文献

生体の科学39巻5号

1988年10月発行

文献概要

特集 細胞測定法マニュアル 細胞運動測定法

細胞接着能測定

著者: 藤原敬己1 増田道隆1

所属機関: 1国立循環器病センター研究所循環器形態部

ページ範囲:P.516 - P.519

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 細胞の接着性は,細胞が組織や個体を形成するために重要であるばかりでなく,細胞と細胞のコミュニケーションや物質透過にも大きな役割を担っている。したがって,いろいろの細胞の,いろいろな物質や細胞に対する接着能や接着力を知ることは,生物学的意義が深いと思われる。現在のところ細胞の接着能や接着力を定量することはできないが,細胞のこれらの性質を調べる試みはいろいろな方法でなされている。ここでは,まず簡単に細胞接着とは何かということについて考え,次に細胞の接着能や接着力の程度を推定する方法について述べることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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