本特集では,核,ミトコンドリア,ペルオキシソームなどの細胞小器官に局在している蛋白質が,細胞内で生合成されてからそれぞれの小器官へ選択的に運ばれ定着する機構についての最近の研究状況を概観することができる。蛋白質の細胞内転送と細胞内局在化の機構は,それ自体もちろん興味ある研究対象であるが,この機構の解明は細胞レベルでのさまざまな現象を理解するための基礎としても重要であろう。
蛋白質の細胞内転送は,粗面小胞体の膜結合リボソームで合成された蛋白質が小胞体,ゴルジ装置をへて分泌顆粒,細胞膜,リゾソームに至る径路(膜結合リボソーム径路)と,遊離リボソームで合成された蛋白質が直接に核,ミトコンドリア,ペルオキシソームなどへ取り込まれる径路(遊離リボソーム径路)とに大別できるが,いずれの径路についても最初に問題となったのは蛋白質の種類によって細胞内の転送径路が選択される機構であった。この問題を解明する突破口となったのは1975年にBlobelらにより発表された分泌蛋白質についてのシグナル仮説1)であり,分泌蛋白質に共通な小胞体膜通過シグナルが膜通過時に切断除去されるアミノ末端都分のアミノ酸配列に存在するとの発見であった。
雑誌目次
生体の科学39巻6号
1988年12月発行
雑誌目次
特集 細胞内における蛋白質局在化機構
細胞内転送—到達点と問題点(特集によせて)
著者: 大村恒雄
ページ範囲:P.542 - P.543
小胞体—ゴルジ体間蛋白質輸送における選別機構
著者: 吉森保 , 田代裕
ページ範囲:P.544 - P.550
真核細胞における蛋白質の輸送経路の中でも,小胞体(ER)-ゴルジ体系は分泌蛋白質,膜蛋白質,ライソゾーム蛋白質などが合成され運ばれる量的にも質的にも重要ないわば「幹線道路」である。シグナルペプチドとその認識機構の発見により最初の選別ステップ,つまり粗面小胞体内への蛋白質の移行過程はかなり詳細に理解されるようになった。しかしERで合成された蛋白質がその後目的地に至るまでたどる道程での選別の機序はまだほとんどわかっていない。この「幹線道路」では多種多様の新生蛋白質の中からまずERに留まる蛋白質とゴルジ体へ輸送されるものが選別され,次にゴルジ体でゴルジ体に留まるものとさらに細胞外,細胞膜,ライソゾームなどの最終目的地に向けて輸送されるものとが選別されねばならない。これらの選別は特異的で厳密に行われていることが各種の研究から明らかになりつつある。細胞はどのようにしてそれを成し遂げているのであろうか。最近,ERからゴルジ体への蛋白質輸送に関して画期的な研究が出だし,この分野も俄かに具体性を帯びて活気づいてきた。そこで本稿ではER-ゴルジ体の蛋白質選別輸送機構についての最近の知見をまとめてみたい。
ミトコンドリア型アスパラギン酸トランスアミナーゼのミトコンドリア局在化機構—プレシークエンスの構造と機能について
著者: 西徹 , 森野能昌
ページ範囲:P.551 - P.554
アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AspAT)は,動物細胞中でシトゾール型とミトコンドリア型(mAspAT)の2種のアイソザイムとして存在しており1),リンゴ酸脱水素酵素の同じく2種のアイソザイムとともにアスパラギン酸—リンゴ酸シャトルを形成するなど,代謝上重要な役割を果たしている。この2種のアイソザイムはともに核遺伝子にコードされ,細胞質で合成された後,ミトコンドリア型酵素はミトコンドリア内に移行して機能を発現する。
一般に,mAspATを含むミトコンドリア蛋白質の約90%は核遺伝子にコードされており,細胞質で合成された後にミトコンドリア内の各コンパートメントに移行する。この移行のため,ほとんどの蛋白質はアミノ基末端にプレシークエンス(20〜60個のアミノ酸で構成)をもつ前駆体として合成される。そして,ミトコンドリア外膜上の受容体への結合,エネルギー依存性の移行,プロセシング酵素による成熟型への変換,活性分子の形成などの過程を経て局在化が完成する2,3)。厳格な選択的透過性を有するミトコンドリア内膜を大きな分子量の蛋白質が通過する機構は非常に興味深いものであり,上に挙げた各過程のそれぞれについて多くの研究がなされてきた。
オルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)のミトコンドリア局在化シグナル
著者: 村上薫 , 森正敬
ページ範囲:P.555 - P.558
ミトコンドリアは真核細胞のエネルギー産生の主要な場であるほかに,アミノ酸代謝,糖代謝(TCAサイクル),尿素合成前半などを担う重要な細胞内小器官である。ミトコンドリアは固有のDNAとタンパク合成系を持つているが,数百種類のミトコンドリアタンパク質のうちミトコンドリア内で合成されるのはごく一部であり,大部分は核DNAにコードされており,ミトコンドリア外で合成された後,内部へと移行する。したがってこれら大部分のミトコンドリアタンパク質は,細胞内の多くの膜系の中でミトコンドリア膜を特異的に認識し,膜を透過し,または膜に組み込まれねばならない。このようなミトコンドリア膜識別および膜透過の分子機構を明らかにしようとする研究が急速に進んでいる。1970年代後半にミトコンドリアタンパク質のin vitro合成が成功し,ミトコンドリアタンパク質の大部分がアミノ末端に分子量2,000〜10,000の"延長ペプチド"(presequence)をもつ前駆体の形で合成された後にミトコンドリアに移行し,プロセシングを受けて成熟タンパク質に転換されることが明らかになった。そして,前駆体の延長ペプチド部分にミトコンドリアを識別するシグナルが存在すると予想された。われわれは,以前よりミトコンドリアマトリックスに局在する尿素サイクル酵素であるオルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)を用いてこの問題に取り組んできた1-3)。
ミトコンドリア局在化のシグナル:チトクロムP-450
著者: 伊藤明夫
ページ範囲:P.559 - P.562
真核生物の細胞内には数多くの異なるタンパク質が存在しているが,それらは無秩序に分布しているのではなく,特定のタンパク質は特定の細胞小器官の特定の場所に局在することにより,細胞全体として統一のとれた活動に参加している。したがって,細胞の恒常性の維持とその調節にとって,タンパク質の細胞内局在化機構,すなわち,特定のタンパク質を特定の小器官に送り込む特異的な選別はもっとも重要な機構の一つである。
ミトコンドリアはクロロブラストと同様,独自のDNAやタンパク質合成系を備えており,独自のタンパク質を合成している。しかし,ここで合成されるタンパク質はわずか十数種であって,大部分のタンパク質は核内のDNAの中にその情報が貯えられており,細胞質のリボソーム上で合成され,ミトコンドリアに特異的に送り込まれる1,2)。われわれはステロイド産生細胞のミトコンドリアの内膜に局在するチトクロムP-450(P-450)を例に,これらのタンパク質が内在している自身の行き先を決めているシグナルの実体と,ミトコンドリアに存在するシグナルの受容機構が何かを調べてきた。本稿では,前者についての最近の知見を紹介する。
ペルオキシソーム局在化シグナル:アシル-CoAオキシダーゼ
著者: 宮沢昌子 , 大隅隆 , 橋本隆 , 大野恭子 , 三浦恵 , 藤木幸夫
ページ範囲:P.563 - P.565
ペルオキシソームは,ほとんどすべての真核細胞に存在する一重膜で囲まれたオルガネラである。このオルガネラには,ミトコンドリアとは異なる諸酵素よりなる脂肪酸β酸化系が局在している1,2)。真核細胞にとっては,系統的に異なる二つのβ酸化系が必要である。植物や単細胞真核生物におけるベルオキシソームβ酸化系の重要性はすでに明らかにされている。ごく最近,Zellweger症候群をはじめとするペルオキシソームβ酸化系の欠失に起因する重篤な先天代謝異常が明らかとされ3),ヒトを始めとする高等動物においても,ペルオキシソームβ酸化系が不可欠なものであることが明らかにされた。
現在,ペルオキシソーム形成について次のような作業仮説が考えられている。ペルオキシソームを形成するタンパク質はすべて,細胞核遺伝子によってコードされ,遊離ポリソーム上で生合成された後,既存のペルオキシソームに局在化される4)。
ミトコンドリア・ペルオキシゾームへの局在—セリン:ピルビン酸アミノ転移酵素
著者: 小田敏明 , 市山新
ページ範囲:P.566 - P.569
セリン:ピルビン酸アミノ転移酵素(SPT)はラット肝において二つの異なる細胞内小器官,ミトコンドリアとペルオキシゾームに局在する。ミトコンドリア局在型酵素(SPTm)とペルオキシゾーム局在型酵素(SPTp)の酵素蛋白質としての諸性質にはほとんど差がないが,種々の刺激に対する酵素誘導はまったく異なっている。ミトコンドリアとペルオキシゾームに同一と思われる酵素が局在する例は他に見あたらないので,両オルガネラへの蛋白質の移行機構を調べる上で本酵素は興味ある特徴を備えているといえる。以下,われわれがこれまでにSPTについて蛋白質,mRNA,遺伝子の各レベルで明らかにしてきた点を中心に紹介する。より詳しい総説,とくにSPTの酵素誘導については文献1)を参照していただきたい。
タイトル名核蛋白質の核局在化機構
著者: 今本園部 尚子 , 内田驍
ページ範囲:P.570 - P.574
真核生物は,その遺伝子を核というコンパートメントに包み込んだ時に進化的に原核生物と分れた。遺伝子は核という細胞質と異なった特異な環境の中で,原核生物よりもはるかに複雑な遺伝情報の発現を,高度に秩序立てて行うことができる。核が独特の環境を構築できるのは,核膜二重膜が遺伝子を細胞質から隔てているのと同時に,核膜孔を通して核内で働く蛋白質のみが選択的に核内に輸送されるためである。このことは,細胞質に微少注入した蛋白質の中で,核蛋白質のみが核内に移行するという事実からも証明されている1-3)。最近になって,核膜孔構成蛋白質や核内移行シグナル(nuclear transportsignal)の存在が明らかにされてきており,またin vitro核内輸送実験系での解析も進められている。本章では,これらの新しい知見を通して,核蛋白質の選択的核内輸送機構について考察する。
ミトコンドリア外膜・内膜の局在化シグナル
著者: 中井正人 , 松原央
ページ範囲:P.575 - P.578
ミトコンドリア蛋白質の大部分は核のDNAによりコードされ,細胞質で合成された後ミトコンドリアへ移行する1)。移行した蛋白質は,主たる小区画である外膜,膜間部,内膜,マトリックスのいずれかに配置される(図1)。したがって,これらのミトコンドリア蛋白質は,ミトコンドリアを識別するシグナルに加えて,ミトコンドリア内での局在位置を決定するシグナルも持っているはずである。近年,ミトコンドリア蛋白質の遺伝子が続々とクローニングされ,前駆体の一次構造が多数明らかになり,その比較により局在化シグナルに関する考察が可能となった2)。一方,クローンした遺伝子を操作して得られた修飾遺伝子をin vivoやin vitroで発現させ,改変蛋白質の局在化能を解析することにより,局在化シグナルの同定や局在化機構に関する研究が進みつつある。ここでは,ミトコンドリア外膜,内膜蛋白質の局在化機構を中心に,この分野の最近の知見を紹介する。
ミトコンドリア局在化に要求される細胞質蛋白質
著者: 坪井昭三
ページ範囲:P.579 - P.583
細胞質で合成されたミトコンドリア蛋白質前駆体は,それぞれの標的認識シグナル(targeting signal)に導かれてミトコンドリア内の定着すべき区画に輸送され定着する。また,この輸送には内膜ポテンシャル(⊿Ψ)が要求されることはすでによく知られていたが1-3),最近蛋白質の生体膜通過に膜外のATPが必要であること4-8),またさらにこのATPは熱ショック蛋白質の一種(unfbldase活性を持つ蛋白質)による前駆体のunfoldingの際に消費されるものであることが明らかにされた9,10)。したがって,細胞質で合成されたミトコンドリア蛋白質前駆体の輸送に要求される細胞質因子としては,筆者らが報告したもの11)を含めて少なくとも二種の蛋白性因子が存在することとなる。さらにこれら細胞質因子の前駆体輸送における役割は,外膜に存在する前駆体の受容体12-16)に関する情報なしには解析できないものである。そこで本総説では,ミトコンドリア蛋白質前駆体受容体および前駆体輸送に関与する二種の細胞質因子について解説する。
小胞輸送に関与する遺伝子
著者: 笠原道弘
ページ範囲:P.584 - P.587
ゴルジ体,リソゾーム,細胞膜に存在するタンパク質および分泌タンパク質は少数の例外を除き小胞体からそれぞれの場所に所定の経路を通り小胞輸送によって運ばれる1)。小胞輸送はこれらタンパク質の日的とする場所への運搬をになっているだけでなく,真核細胞の他の機能もになっている。分泌あるいはエキソサイトーシスは上記タンパク質運搬のうち細胞外に放出されるものについて強調したと理解できる2)。エンドサイトーシスも小胞輸送がその細胞内でのメカニズムである3)。神経細胞における軸索輸送も代謝に伴う構成性の物質輸送で,そのうち速い輸送は小胞輸送である4)。さらに,細胞膜機能調節のいくつかのものがこの小胞輸送と密接に関係していることが明らかとなってきた5)。細胞膜の各種リセプターの内在下(internalization),リサイクリングあるいは細胞膜機能タンパク質(とりわけ膜輸送に関与するタンパク質)が細胞内情報伝達系のトリガーにより細胞内小胞から細胞膜に膜融合により移動し活性の上昇をもたらすことが見出された。これらの可逆的な輸送を含め,小胞輸送は真核細胞の細胞活動のさまざまな局面で重要な役割をはたしていることがわかった。小胞輸送という複維な現象を研究するためには形態学,生理学,生化学,免疫学,遺伝学などあらゆる知識と手法を動員する総合的アプローチが必須となっている。
実験講座
脊椎動物幼仔血管系への色素注入法
著者: 齋藤紘昭
ページ範囲:P.589 - P.592
脊椎動物幼仔の血管発生学的研究方法には,1)生体血流観察法,2)連続切片構築法,および,3)色素注入法の三通りがある。
Thomson(1830,'31)やHochstetter(1888,'91,'94)は第一の方法で研究し,後者はさまざまな綱における脊椎動物の腹静脈,前後肢縁静脈や肝門静脈の血管発生について多くの基本的ルールを提唱した。この方法では幼仔が非常に若い発生段階で,求める脈管系が単純かつ外表面から見える時のみに有効である。しかし,幼仔が成育し,表面組織によって深部の複雑化した血管系が覆われると,この方法では明らかに観察不可能になる。それ故に,この方法は体表や透視できる部位の血管発生学的研究に使用が限られてしまった。
透明導電膜を応用した顕微鏡用灌流恒温装置
著者: 百瀬弥寿徳 , 豊富誠三
ページ範囲:P.593 - P.597
パッチクランプ法などの電気生理学あるいは遺伝子注入技術のようなバイオテクノロジーの研究分野では,細胞を倒立顕微鏡下で観察しながら実験が行われている。これらの実験で用いられる単一細胞,卵細胞,培養細胞などを入れるチャンバーの容積は,ふつう1〜2mlと小さいため,チャンバーの温度をコントロールすることが難しく,室温で実験せざるを得ないというのが実情のようである。
生体機能あるいは生体反応系における温度の影響の重要性は改めて述べるまでもないが,筆者らの1人(百瀬)は,モルモット心室筋単一細胞を用いた研究において,カテコールアミンの作用が著しい温度依存性を示すことから,顕微鏡下で細胞を入れるチャンバーと灌流液の温度を同時に制御できる簡便な装置の必要性をかねてより痛感してきた。そこでわれわれはガラスなどの透明基板上に真空蒸着された透明導電膜1,2)(透明で導電性のある薄膜)を発熱体として利用し,灌流液と細胞チャンバーを顕微鏡ステージ上であたためて温度制御する,新しい方式の装置を開発した。
解説
乱された感覚系と乗物・宇宙酔いそして順応と再順応
著者: 安井湘三
ページ範囲:P.598 - P.607
さまざまな感覚受容器からの情報は脳で系統的に整理され,この総合的判断の下にわれわれは自己と周囲の空間相対関係を認識しているに違いない。物理環境が不自然であると,この機構に問題が生じ知覚の混乱は行動に支障を来すだけでなく生理的不快感も引き起こす。しかし,このような状況にも生体は順応していくのも事実である。無重力下で得られた最新の知見も含めて,この分野の研究を視覚と前庭感覚の関連で展望しながら,知覚神経系を主として随伴放電説,脳内モデル説,そして感覚矛盾説の観点から考える。
自己と外界の正しい認識はすべての生き物にとって重大な課題である。高等動物の感覚・知覚系は外界入力の種類別に専門化している。こうすることにより,より精緻な周囲情報に基づいた命令を運動系に下すことが可能と思われる。一方,感覚刺激はその種類ごとに時を違えて一つ一つ入ってくるよりは複数が同時進行である場合が普通である。その際,脳は各感覚系の特性を考慮して,ある時は選択的に,また時には総合的にバランスして周囲との関係を判断しているはずである。この機構は通常うまく働いている。たとえばわれわれの頭が動くとき,視界に入る景色が変るのが見えるが,視覚だけでなく内耳の前庭器官からも神経パルスが脳に送り込まれる。また,自分の意志によるものであれば「頭を動かせ」という脳が発した命令自体も情報となる。こうして動いたのは周囲ではなく自分と弁別される。
腸管神経ペプチドと腸管運動
著者: 高木都 , 中山沃
ページ範囲:P.608 - P.617
神経活性ペプチドの研究は1970年代の10年間に飛躍的に発展した。その結果,神経活性ペプチドのうちで脳と消化管に共通して存在する脳・腸ペプチドが次々と発見された。消化管に存在する神経活性物質は主に胃・腸・膵の内分泌細胞に含まれるものと,主に神経細胞(線維)に含まれるもの,そして両者に含まれるものがある。1980年頃までの免疫組織化学による脳・腸ペプチド研究の進歩については,本誌(32巻5号,1981)に岩永らの報告1)があるが,筆者らも数年来腸管運動を調節する腸管神経(enteric nerves)***に含まれている神経活性ペプチドについて,その生理作用を検討してきた。そこで,筆者らの研究も含めてそれ以降の腸管神経ペプチドに関する研究について概説する。
話題
植物神経のPhylogenie—いわゆる副交感神経と交感神経の起源
著者: 三木成夫 , 重井達朗
ページ範囲:P.618 - P.623
〔紹介・説明〕
1969年第43回日本薬理学会総会の折,若手研究者セミナーにおいて,三木成夫氏(当時東京医科歯科大学解剖学助教授)は表題の講演を行った。そこに紹介されているハンガリーの解剖学者J. Botárの説は,自律神経系の基本概念に関する独創的な見解である。当時三木氏は自家の研究成果と結びつけて深く共鳴するところあり,その要点を,さらにリアルな図によって解説している。とくにその見事な具体例として,"鰓腸の附属器(門脈)として発生した"心臓の神経支配の意義を,画期的な新知見に基づいて論じている。以来20年の推敲を経て,さらに拡充され,深められた論述を準備,投稿しようとした三木氏は,その序文を残したまま不幸にも急逝された(1987年8月)。以下に掲載されるのは,同序文と,1969年のセミナーにおける講演のプリントである。ここに異例の説明を記すのは,このプリントに凝縮されたBotár-三木の見解が,今日なお公表の価値を失わぬと信ずるからにほかならない。
註および文献,附1,2は重井による。
--------------------
生体の科学 第39巻 総目次 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報

バックナンバー
75巻6号(2024年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅤ:脂肪
75巻5号(2024年10月発行)
増大特集 学術研究支援の最先端
75巻4号(2024年8月発行)
特集 シングルセルオミクス
75巻3号(2024年6月発行)
特集 高速分子動画:動的構造からタンパク質分子制御へ
75巻2号(2024年4月発行)
特集 生命現象を駆動する生体内金属動態の理解と展開
75巻1号(2024年2月発行)
特集 脳と個性
74巻6号(2023年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅣ:骨・軟骨
74巻5号(2023年10月発行)
増大特集 代謝
74巻4号(2023年8月発行)
特集 がん遺伝子の発見は現代医療を進歩させたか
74巻3号(2023年6月発行)
特集 クロマチンによる転写制御機構の最前線
74巻2号(2023年4月発行)
特集 未病の科学
74巻1号(2023年2月発行)
特集 シナプス
73巻6号(2022年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅢ:血管とリンパ管
73巻5号(2022年10月発行)
増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
73巻4号(2022年8月発行)
特集 形態形成の統合的理解
73巻3号(2022年6月発行)
特集 リソソーム研究の新展開
73巻2号(2022年4月発行)
特集 DNA修復による生体恒常性の維持
73巻1号(2022年2月発行)
特集 意識
72巻6号(2021年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅡ:骨格筋—今後の研究の発展に向けて
72巻5号(2021年10月発行)
増大特集 脳とからだ
72巻4号(2021年8月発行)
特集 グローバル時代の新興再興感染症への科学的アプローチ
72巻3号(2021年6月発行)
特集 生物物理学の進歩—生命現象の定量的理解へ向けて
72巻2号(2021年4月発行)
特集 組織幹細胞の共通性と特殊性
72巻1号(2021年2月発行)
特集 小脳研究の未来
71巻6号(2020年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅠ:最新の皮膚科学
71巻5号(2020年10月発行)
増大特集 難病研究の進歩
71巻4号(2020年8月発行)
特集 細胞機能の構造生物学
71巻3号(2020年6月発行)
特集 スポーツ科学—2020オリンピック・パラリンピックによせて
71巻2号(2020年4月発行)
特集 ビッグデータ時代のゲノム医学
71巻1号(2020年2月発行)
特集 睡眠の制御と機能
70巻6号(2019年12月発行)
特集 科学と芸術の接点
70巻5号(2019年10月発行)
増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
70巻4号(2019年8月発行)
特集 メカノバイオロジー
70巻3号(2019年6月発行)
特集 免疫チェックポイント分子による生体機能制御
70巻2号(2019年4月発行)
特集 免疫系を介したシステム連関:恒常性の維持と破綻
70巻1号(2019年2月発行)
特集 脳神経回路のダイナミクスから探る脳の発達・疾患・老化
69巻6号(2018年12月発行)
特集 細胞高次機能をつかさどるオルガネラコミュニケーション
69巻5号(2018年10月発行)
増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
69巻4号(2018年8月発行)
特集 いかに創薬を進めるか
69巻3号(2018年6月発行)
特集 生体膜のバイオロジー
69巻2号(2018年4月発行)
特集 宇宙の極限環境から生命体の可塑性をさぐる
69巻1号(2018年2月発行)
特集 社会性と脳
68巻6号(2017年12月発行)
特集 心臓の発生・再生・創生
68巻5号(2017年10月発行)
増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
68巻4号(2017年8月発行)
特集 血管制御系と疾患
68巻3号(2017年6月発行)
特集 核内イベントの時空間制御
68巻2号(2017年4月発行)
特集 細菌叢解析の光と影
68巻1号(2017年2月発行)
特集 大脳皮質—成り立ちから機能へ
67巻6号(2016年12月発行)
特集 時間生物学の新展開
67巻5号(2016年10月発行)
増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
67巻4号(2016年8月発行)
特集 認知症・神経変性疾患の克服への挑戦
67巻3号(2016年6月発行)
特集 脂質ワールド
67巻2号(2016年4月発行)
特集 細胞の社会学─細胞間で繰り広げられる協調と競争
67巻1号(2016年2月発行)
特集 記憶ふたたび
66巻6号(2015年12月発行)
特集 グリア研究の最先端
66巻5号(2015年10月発行)
増大特集 細胞シグナル操作法
66巻4号(2015年8月発行)
特集 新興・再興感染症と感染症対策
66巻3号(2015年6月発行)
特集 進化と発生からみた生命科学
66巻2号(2015年4月発行)
特集 使える最新ケミカルバイオロジー
66巻1号(2015年2月発行)
特集 脳と心の謎はどこまで解けたか
65巻6号(2014年12月発行)
特集 エピジェネティクスの今
65巻5号(2014年10月発行)
増大特集 生命動態システム科学
65巻4号(2014年8月発行)
特集 古典的代謝経路の新しい側面
65巻3号(2014年6月発行)
特集 器官の発生と再生の基礎
65巻2号(2014年4月発行)
特集 細胞の少数性と多様性に挑む―シングルセルアナリシス
65巻1号(2014年2月発行)
特集 精神疾患の病理機構
64巻6号(2013年12月発行)
特集 顕微鏡で物を見ることの新しい動き
64巻5号(2013年10月発行)
増大特集 細胞表面受容体
64巻4号(2013年8月発行)
特集 予測と意思決定の神経科学
64巻3号(2013年6月発行)
特集 細胞接着の制御
64巻2号(2013年4月発行)
特集 特殊な幹細胞としての骨格筋サテライト細胞
64巻1号(2013年2月発行)
特集 神経回路の計測と操作
63巻6号(2012年12月発行)
特集 リンパ管
63巻5号(2012年10月発行)
特集 細胞の分子構造と機能―核以外の細胞小器官
63巻4号(2012年8月発行)
特集 質感脳情報学への展望
63巻3号(2012年6月発行)
特集 細胞極性の制御
63巻2号(2012年4月発行)
特集 RNA干渉の実現化に向けて
63巻1号(2012年2月発行)
特集 小脳研究の課題(2)
62巻6号(2011年12月発行)
特集 コピー数変異
62巻5号(2011年10月発行)
特集 細胞核―構造と機能
62巻4号(2011年8月発行)
特集 小脳研究の課題
62巻3号(2011年6月発行)
特集 インフラマソーム
62巻2号(2011年4月発行)
特集 筋ジストロフィーの分子病態から治療へ
62巻1号(2011年2月発行)
特集 摂食制御の分子過程
61巻6号(2010年12月発行)
特集 細胞死か腫瘍化かの選択
61巻5号(2010年10月発行)
特集 シナプスをめぐるシグナリング
61巻4号(2010年8月発行)
特集 miRNA研究の最近の進歩
61巻3号(2010年6月発行)
特集 SNARE複合体-膜融合の機構
61巻2号(2010年4月発行)
特集 糖鎖のかかわる病気:発症機構,診断,治療に向けて
61巻1号(2010年2月発行)
特集 脳科学のモデル実験動物
60巻6号(2009年12月発行)
特集 ユビキチン化による生体機能の調節
60巻5号(2009年10月発行)
特集 伝達物質と受容体
60巻4号(2009年8月発行)
特集 睡眠と脳回路の可塑性
60巻3号(2009年6月発行)
特集 脳と糖脂質
60巻2号(2009年4月発行)
特集 感染症の現代的課題
60巻1号(2009年2月発行)
特集 遺伝子-脳回路-行動
59巻6号(2008年12月発行)
特集 mTORをめぐるシグナルタンパク
59巻5号(2008年10月発行)
特集 現代医学・生物学の仮説・学説2008
59巻4号(2008年8月発行)
特集 免疫学の最近の動向
59巻3号(2008年6月発行)
特集 アディポゲネシス
59巻2号(2008年4月発行)
特集 細胞外基質-研究の新たな展開
59巻1号(2008年2月発行)
特集 コンピュータと脳
58巻6号(2007年12月発行)
特集 グリケーション(糖化)
58巻5号(2007年10月発行)
特集 タンパク質間相互作用
58巻4号(2007年8月発行)
特集 嗅覚受容の分子メカニズム
58巻3号(2007年6月発行)
特集 骨の形成と破壊
58巻2号(2007年4月発行)
特集 シナプス後部構造の形成・機構と制御
58巻1号(2007年2月発行)
特集 意識―脳科学からのアプローチ
57巻6号(2006年12月発行)
特集 血管壁
57巻5号(2006年10月発行)
特集 生物進化の分子マップ
57巻4号(2006年8月発行)
特集 脳科学が求める先端技術
57巻3号(2006年6月発行)
特集 ミエリン化の機構とその異常
57巻2号(2006年4月発行)
特集 膜リサイクリング
57巻1号(2006年2月発行)
特集 こころと脳:とらえがたいものを科学する
56巻6号(2005年12月発行)
特集 構造生物学の現在と今後の展開
56巻5号(2005年10月発行)
特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム
56巻4号(2005年8月発行)
特集 脳の遺伝子―どこでどのように働いているのか
56巻3号(2005年6月発行)
特集 Naチャネル
56巻2号(2005年4月発行)
特集 味覚のメカニズムに迫る
56巻1号(2005年2月発行)
特集 情動―喜びと恐れの脳の仕組み
55巻6号(2004年12月発行)
特集 脳の深部を探る
55巻5号(2004年10月発行)
特集 生命科学のNew Key Word
55巻4号(2004年8月発行)
特集 心筋研究の最前線
55巻3号(2004年6月発行)
特集 分子進化学の現在
55巻2号(2004年4月発行)
特集 アダプタータンパク
55巻1号(2004年2月発行)
特集 ニューロンと脳
54巻6号(2003年12月発行)
特集 オートファジー
54巻5号(2003年10月発行)
特集 創薬ゲノミクス・創薬プロテオミクス・創薬インフォマティクス
54巻4号(2003年8月発行)
特集 ラフトと細胞機能
54巻3号(2003年6月発行)
特集 クロマチン
54巻2号(2003年4月発行)
特集 樹状突起
54巻1号(2003年2月発行)
53巻6号(2002年12月発行)
特集 ゲノム全解読とポストゲノムの問題点
53巻5号(2002年10月発行)
特集 加齢の克服―21世紀の課題
53巻4号(2002年8月発行)
特集 一価イオンチャネル
53巻3号(2002年6月発行)
特集 細胞質分裂
53巻2号(2002年4月発行)
特集 RNA
53巻1号(2002年2月発行)
連続座談会 脳とこころ―21世紀の課題
52巻6号(2001年12月発行)
特集 血液脳関門研究の最近の進歩
52巻5号(2001年10月発行)
特集 モチーフ・ドメインリスト
52巻4号(2001年8月発行)
特集 骨格筋研究の新展開
52巻3号(2001年6月発行)
特集 脳の発達に関与する分子機構
52巻2号(2001年4月発行)
特集 情報伝達物質としてのATP
52巻1号(2001年2月発行)
連続座談会 脳を育む
51巻6号(2000年12月発行)
特集 機械的刺激受容の分子機構と細胞応答
51巻5号(2000年10月発行)
特集 ノックアウトマウスリスト
51巻4号(2000年8月発行)
特集 臓器(組織)とアポトーシス
51巻3号(2000年6月発行)
特集 自然免疫における異物認識と排除の分子機構
51巻2号(2000年4月発行)
特集 細胞極性の形成機序
51巻1号(2000年2月発行)
特集 脳を守る21世紀生命科学の展望
50巻6号(1999年12月発行)
特集 細胞内輸送
50巻5号(1999年10月発行)
特集 病気の分子細胞生物学
50巻4号(1999年8月発行)
特集 トランスポーターの構造と機能協関
50巻3号(1999年6月発行)
特集 時間生物学の新たな展開
50巻2号(1999年4月発行)
特集 リソソーム:最近の研究
50巻1号(1999年2月発行)
連続座談会 脳を守る
49巻6号(1998年12月発行)
特集 発生・分化とホメオボックス遺伝子
49巻5号(1998年10月発行)
特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998
49巻4号(1998年8月発行)
特集 プロテインキナーゼCの多様な機能
49巻3号(1998年6月発行)
特集 幹細胞研究の新展開
49巻2号(1998年4月発行)
特集 血管―新しい観点から
49巻1号(1998年2月発行)
特集 言語の脳科学
48巻6号(1997年12月発行)
特集 軸索誘導
48巻5号(1997年10月発行)
特集 受容体1997
48巻4号(1997年8月発行)
特集 マトリックス生物学の最前線
48巻3号(1997年6月発行)
特集 開口分泌のメカニズムにおける新しい展開
48巻2号(1997年4月発行)
特集 最近のMAPキナーゼ系
48巻1号(1997年2月発行)
特集 21世紀の脳科学
47巻6号(1996年12月発行)
特集 老化
47巻5号(1996年10月発行)
特集 器官―その新しい視点
47巻4号(1996年8月発行)
特集 エンドサイトーシス
47巻3号(1996年6月発行)
特集 細胞分化
47巻2号(1996年4月発行)
特集 カルシウム動態と細胞機能
47巻1号(1996年2月発行)
特集 神経科学の最前線
46巻6号(1995年12月発行)
特集 病態を変えたよく効く医薬
46巻5号(1995年10月発行)
特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー
46巻4号(1995年8月発行)
特集 ストレス蛋白質
46巻3号(1995年6月発行)
特集 ライソゾーム
46巻2号(1995年4月発行)
特集 プロテインホスファターゼ―最近の進歩
46巻1号(1995年2月発行)
特集 神経科学の謎
45巻6号(1994年12月発行)
特集 ミトコンドリア
45巻5号(1994年10月発行)
特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
45巻4号(1994年8月発行)
特集 造血の機構
45巻3号(1994年6月発行)
特集 染色体
45巻2号(1994年4月発行)
特集 脳と分子生物学
45巻1号(1994年2月発行)
特集 グルコーストランスポーター
44巻6号(1993年12月発行)
特集 滑面小胞体をめぐる諸問題
44巻5号(1993年10月発行)
特集 現代医学・生物学の仮説・学説
44巻4号(1993年8月発行)
特集 細胞接着
44巻3号(1993年6月発行)
特集 カルシウムイオンを介した調節機構の新しい問題点
44巻2号(1993年4月発行)
特集 蛋白質の細胞内転送とその異常
44巻1号(1993年2月発行)
座談会 脳と遺伝子
43巻6号(1992年12月発行)
特集 成長因子受容体/最近の進歩
43巻5号(1992年10月発行)
特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉
43巻4号(1992年8月発行)
特集 細胞機能とリン酸化
43巻3号(1992年6月発行)
特集 血管新生
43巻2号(1992年4月発行)
特集 大脳皮質発達の化学的側面
43巻1号(1992年2月発行)
特集 意識と脳
42巻6号(1991年12月発行)
特集 細胞活動の日周リズム
42巻5号(1991年10月発行)
特集 神経系に作用する薬物マニュアル
42巻4号(1991年8月発行)
特集 開口分泌の細胞内過程
42巻3号(1991年6月発行)
特集 ペルオキシソーム/最近の進歩
42巻2号(1991年4月発行)
特集 脳の移植と再生
42巻1号(1991年2月発行)
特集 脳と免疫
41巻6号(1990年12月発行)
特集 注目の実験モデル動物
41巻5号(1990年10月発行)
特集 LTPとLTD:その分子機構
41巻4号(1990年8月発行)
特集 New proteins
41巻3号(1990年6月発行)
特集 シナプスの形成と動態
41巻2号(1990年4月発行)
特集 細胞接着
41巻1号(1990年2月発行)
特集 発がんのメカニズム/最近の知見
40巻6号(1989年12月発行)
特集 ギャップ結合
40巻5号(1989年10月発行)
特集 核内蛋白質
40巻4号(1989年8月発行)
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
40巻3号(1989年6月発行)
特集 細胞骨格異常
40巻2号(1989年4月発行)
特集 大脳/神経科学からのアプローチ
40巻1号(1989年2月発行)
特集 分子進化
39巻6号(1988年12月発行)
特集 細胞内における蛋白質局在化機構
39巻5号(1988年10月発行)
特集 細胞測定法マニュアル
39巻4号(1988年8月発行)
特集 細胞外マトリックス
39巻3号(1988年6月発行)
特集 肺の微細構造と機能
39巻2号(1988年4月発行)
特集 生体運動の分子機構/研究の発展
39巻1号(1988年2月発行)
特集 遺伝子疾患解析の発展
38巻6号(1987年12月発行)
-チャンネルの最近の動向
38巻5号(1987年10月発行)
特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル
38巻4号(1987年8月発行)
特集 視覚初期過程の分子機構
38巻3号(1987年6月発行)
特集 人間の脳
38巻2号(1987年4月発行)
特集 体液カルシウムのホメオスタシス
38巻1号(1987年2月発行)
特集 医学におけるブレイクスルー/基礎研究からの挑戦
37巻6号(1986年12月発行)
特集 神経活性物質受容体と情報伝達
37巻5号(1986年10月発行)
特集 中間径フィラメント
37巻4号(1986年8月発行)
特集 細胞生物学実験マニュアル
37巻3号(1986年6月発行)
特集 脳の化学的トポグラフィー
37巻2号(1986年4月発行)
特集 血小板凝集
37巻1号(1986年2月発行)
特集 脳のモデル
36巻6号(1985年12月発行)
特集 脂肪組織
36巻5号(1985年10月発行)
特集 細胞分裂をめぐって
36巻4号(1985年8月発行)
特集 神経科学実験マニュアル
36巻3号(1985年6月発行)
特集 血管内皮細胞と微小循環
36巻2号(1985年4月発行)
特集 肝細胞と胆汁酸分泌
36巻1号(1985年2月発行)
特集 Transmembrane Control
35巻6号(1984年12月発行)
特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識
35巻5号(1984年10月発行)
特集 中枢神経系の再構築
35巻4号(1984年8月発行)
特集 ゲノムの構造
35巻3号(1984年6月発行)
特集 神経科学の仮説
35巻2号(1984年4月発行)
特集 哺乳類の初期発生
35巻1号(1984年2月発行)
特集 細胞生物学の現状と展望
34巻6号(1983年12月発行)
特集 蛋白質の代謝回転
34巻5号(1983年10月発行)
特集 受容・応答の膜分子論
34巻4号(1983年8月発行)
特集 コンピュータによる生物現象の再構成
34巻3号(1983年6月発行)
特集 細胞の極性
34巻2号(1983年4月発行)
特集 モノアミン系
34巻1号(1983年2月発行)
特集 腸管の吸収機構
33巻6号(1982年12月発行)
特集 低栄養と生体機能
33巻5号(1982年10月発行)
特集 成長因子
33巻4号(1982年8月発行)
特集 リン酸化
33巻3号(1982年6月発行)
特集 神経発生の基礎
33巻2号(1982年4月発行)
特集 細胞の寿命と老化
33巻1号(1982年2月発行)
特集 細胞核
32巻6号(1981年12月発行)
特集 筋小胞体研究の進歩
32巻5号(1981年10月発行)
特集 ペプチド作働性シナプス
32巻4号(1981年8月発行)
特集 膜の転送
32巻3号(1981年6月発行)
特集 リポプロテイン
32巻2号(1981年4月発行)
特集 チャネルの概念と実体
32巻1号(1981年2月発行)
特集 細胞骨格
31巻6号(1980年12月発行)
特集 大脳の機能局在
31巻5号(1980年10月発行)
特集 カルシウムイオン受容タンパク
31巻4号(1980年8月発行)
特集 化学浸透共役仮説
31巻3号(1980年6月発行)
特集 赤血球膜の分子構築
31巻2号(1980年4月発行)
特集 免疫系の情報識別
31巻1号(1980年2月発行)
特集 ゴルジ装置
30巻6号(1979年12月発行)
特集 細胞間コミニケーション
30巻5号(1979年10月発行)
特集 In vitro運動系
30巻4号(1979年8月発行)
輸送系の調節
30巻3号(1979年6月発行)
特集 網膜の構造と機能
30巻2号(1979年4月発行)
特集 神経伝達物質の同定
30巻1号(1979年2月発行)
特集 生物物理学の進歩—第6回国際生物物理学会議より
29巻6号(1978年12月発行)
特集 最近の神経科学から
29巻5号(1978年10月発行)
特集 下垂体:前葉
29巻4号(1978年8月発行)
特集 中枢のペプチド
29巻3号(1978年6月発行)
特集 心臓のリズム発生
29巻2号(1978年4月発行)
特集 腎機能
29巻1号(1978年2月発行)
特集 膜脂質の再検討
28巻6号(1977年12月発行)
特集 青斑核
28巻5号(1977年10月発行)
特集 小胞体
28巻4号(1977年8月発行)
特集 微小管の構造と機能
28巻3号(1977年6月発行)
特集 神経回路網と脳機能
28巻2号(1977年4月発行)
特集 生体の修復
28巻1号(1977年2月発行)
特集 生体の科学の現状と動向
27巻6号(1976年12月発行)
特集 松果体
27巻5号(1976年10月発行)
特集 遺伝マウス・ラット
27巻4号(1976年8月発行)
特集 形質発現における制御
27巻3号(1976年6月発行)
特集 生体と化学的環境
27巻2号(1976年4月発行)
特集 分泌腺
27巻1号(1976年2月発行)
特集 光受容
26巻6号(1975年12月発行)
特集 自律神経と平滑筋の再検討
26巻5号(1975年10月発行)
特集 脳のプログラミング
26巻4号(1975年8月発行)
特集 受精機構をめぐつて
26巻3号(1975年6月発行)
特集 細胞表面と免疫
26巻2号(1975年4月発行)
特集 感覚有毛細胞
26巻1号(1975年2月発行)
特集 体内のセンサー
25巻5号(1974年12月発行)
特集 生体膜—その基本的課題
25巻4号(1974年8月発行)
特集 伝達物質と受容物質
25巻3号(1974年6月発行)
特集 脳の高次機能へのアプローチ
25巻2号(1974年4月発行)
特集 筋細胞の分化
25巻1号(1974年2月発行)
特集 生体の科学 展望と夢
24巻6号(1973年12月発行)
24巻5号(1973年10月発行)
24巻4号(1973年8月発行)
24巻3号(1973年6月発行)
24巻2号(1973年4月発行)
24巻1号(1973年2月発行)
23巻6号(1972年12月発行)
23巻5号(1972年10月発行)
23巻4号(1972年8月発行)
23巻3号(1972年6月発行)
23巻2号(1972年4月発行)
23巻1号(1972年2月発行)
22巻6号(1971年12月発行)
22巻5号(1971年10月発行)
22巻4号(1971年8月発行)
22巻3号(1971年6月発行)
22巻2号(1971年4月発行)
22巻1号(1971年2月発行)
21巻7号(1970年12月発行)
21巻6号(1970年10月発行)
21巻4号(1970年8月発行)
特集 代謝と機能
21巻5号(1970年8月発行)
21巻3号(1970年6月発行)
21巻2号(1970年4月発行)
21巻1号(1970年2月発行)
20巻6号(1969年12月発行)
20巻5号(1969年10月発行)
20巻4号(1969年8月発行)
20巻3号(1969年6月発行)
20巻2号(1969年4月発行)
20巻1号(1969年2月発行)
19巻6号(1968年12月発行)
19巻5号(1968年10月発行)
19巻4号(1968年8月発行)
19巻3号(1968年6月発行)
19巻2号(1968年4月発行)
19巻1号(1968年2月発行)
18巻6号(1967年12月発行)
18巻5号(1967年10月発行)
18巻4号(1967年8月発行)
18巻3号(1967年6月発行)
18巻2号(1967年4月発行)
18巻1号(1967年2月発行)
17巻6号(1966年12月発行)
17巻5号(1966年10月発行)
17巻4号(1966年8月発行)
17巻3号(1966年6月発行)
17巻2号(1966年4月発行)
17巻1号(1966年2月発行)
16巻6号(1965年12月発行)
16巻5号(1965年10月発行)
16巻4号(1965年8月発行)
16巻3号(1965年6月発行)
16巻2号(1965年4月発行)
16巻1号(1965年2月発行)
15巻6号(1964年12月発行)
特集 生体膜その3
15巻5号(1964年10月発行)
特集 生体膜その2
15巻4号(1964年8月発行)
特集 生体膜その1
15巻3号(1964年6月発行)
特集 第13回日本生理科学連合シンポジウム
15巻2号(1964年4月発行)
15巻1号(1964年2月発行)
14巻6号(1963年12月発行)
特集 興奮收縮伝関
14巻5号(1963年10月発行)
14巻4号(1963年8月発行)
14巻3号(1963年6月発行)
14巻1号(1963年2月発行)
特集 第9回中枢神経系の生理学シンポジウム
14巻2号(1963年2月発行)
13巻6号(1962年12月発行)
13巻5号(1962年10月発行)
特集 生物々理—生理学生物々理若手グループ第1回ミーティングから
13巻4号(1962年8月発行)
13巻3号(1962年6月発行)
13巻2号(1962年4月発行)
Symposium on Permeability of Biological Membranes
13巻1号(1962年2月発行)
12巻6号(1961年12月発行)
12巻5号(1961年10月発行)
12巻4号(1961年8月発行)
12巻3号(1961年6月発行)
12巻2号(1961年4月発行)
12巻1号(1961年2月発行)
11巻6号(1960年12月発行)
Symposium On Active Transport
11巻5号(1960年10月発行)
11巻4号(1960年8月発行)
11巻3号(1960年6月発行)
11巻2号(1960年4月発行)
11巻1号(1960年2月発行)
10巻6号(1959年12月発行)
10巻5号(1959年10月発行)
10巻4号(1959年8月発行)
10巻3号(1959年6月発行)
10巻2号(1959年4月発行)
10巻1号(1959年2月発行)
8巻6号(1957年12月発行)
8巻5号(1957年10月発行)
特集 酵素と生物
8巻4号(1957年8月発行)
8巻3号(1957年6月発行)
8巻2号(1957年4月発行)
8巻1号(1957年2月発行)