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文献詳細

雑誌文献

生体の科学4巻1号

1952年08月発行

文献概要

報告

神經纎維の靜止電位と閾値に對する葡萄糖の作用

著者: 秋山欣勇1 篠原健一1

所属機関: 1東京齒科大學生理學教室

ページ範囲:P.41 - P.42

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 古くから葡萄糖又は蔗糖はリンガー氏液中のイオンの代用として用いられている。又最近はリンガー氏液中のNaClの濃度を加減するのに鹽化ヒヨリンと共に屡々用いられる1)。然しNaClの代りに用いて全く何等の作用がないかどうかは疑問であつて,Lorent de Nó2)は葡萄糖又は蔗糖によつて膜電位が著明に變化することを報告している。即ち彼によると作用部が正常部に對し數10mVも正の方向に増大するという。以下に報告するのは,分離單一神経纖維に對する葡萄糖の濃度效果をしらべたもので,同時に閾値をも測定した。然し茲にはその實驗結果のみを簡單に報告するに止め,その作用機序についてけ深く觸れない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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