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文献詳細

雑誌文献

生体の科学4巻5号

1953年04月発行

文献概要

報告

催癲癇發作樣物質メチオニンズルホキシイミン

著者: 中山悌志1

所属機関: 1北海道大學醫學部化學教室

ページ範囲:P.228 - P.230

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 一般に特發性癲癇として,腦に見得べき變化が無く全身の痙攣發作及び意識消失を主症状とする内因性精神病は,從來その原因として腦血管の分布異常とか或種の傳染性疾患,又は何かの中毒性物質の作用等が考えられて居た。
 近年腦波の觀察の進歩や鎮痙劑の作用機轉の追求の結果として痙攣發作發現時に於ける要因として1)酸鹽基平衝,2)電解質,3)水分,4)血糖,5)アセチルコリン及びグルタミン酸,等々の代謝障害が誘因となり此の要素の上に腦の發作焦點の局所的特異條件が加わつて發作が發現すると考えられている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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