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文献詳細

雑誌文献

生体の科学4巻6号

1953年06月発行

文献概要

論述

アミノ酸の代謝異常

著者: 古武彌人1

所属機関: 1和歌山醫科大學 生化學教室

ページ範囲:P.269 - P.272

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 アミノ酸の代謝異常産物が尿中に排泄せられる症状としてはシスチン尿,アルカプトン尿,キサンツーレン酸排泄,ケトン尿,チロジノージス等が擧げられる。今回はキサンツーレン酸排泄,シスチン尿,アルカプトン尿の三つに就て我々の仕事を中心にして書いて見たい。この内で嚴重な意味の代謝異常は,キサンツーレン酸の排泄であつて,此の時は健常な場合には起らない變化即ち正常でない變化が體内で起つている。これに反してシスチン尿,アルカプトン尿は正常代謝徑路に於て體内酸化力不足の爲,反應の途中で中間代謝産物が多量に排泄せられる症状である。此の内先ずキサンツーレン酸に關する我々の研究を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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