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末梢神經刺戟に對する中樞神經系の反應
著者: 野間實利1
所属機関: 1九州大學醫學部生理學教室
ページ範囲:P.283 - P.286
文献購入ページに移動 蟇の腦から得られる腦波に關してはLibet and Gerard(1938年)等の,又遊離の神經細胞密質塊の自發的電氣變動に關してはAdrian(1931年)等の研究がある。蟇の腦からは大略6Hz位の割合に規則正しいものと,その上に重疊する不規則な波が見られている。
筆者は無麻酔,脊髄無切斷の儘蟇の大腦に電極を挿入し得る樣圖の如き固定装置を施し(第1圖a),先端の徑40μのAg-Agcl不分極性套管針電極(第1圖b)を直接大腦實質内に挿入し,之を抵抗容量結合型三段増幅器及び出力變成器を通してオッシログラフ振動子に誘導し,更に末梢神經を刺戟した場合の中枢神經系の興奮機序を明かにせんとした。末梢神經の刺戟にはPorter型インドクトリウムを用い,Helmholtzの短絡斷續法によつた。
筆者は無麻酔,脊髄無切斷の儘蟇の大腦に電極を挿入し得る樣圖の如き固定装置を施し(第1圖a),先端の徑40μのAg-Agcl不分極性套管針電極(第1圖b)を直接大腦實質内に挿入し,之を抵抗容量結合型三段増幅器及び出力變成器を通してオッシログラフ振動子に誘導し,更に末梢神經を刺戟した場合の中枢神經系の興奮機序を明かにせんとした。末梢神經の刺戟にはPorter型インドクトリウムを用い,Helmholtzの短絡斷續法によつた。
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