文献詳細
報告
文献概要
まえおき
皮膚の壓迫刺激が正常人の四肢筋の緊張に及ぼす影響については,高木等1)2)3)の報告がある。これらは何れも被驗者をして隨意筋に豫め一定の緊張状態(tonic contraction)を保たせておき,壓迫によつて起る緊張の變化を同心型針電極により導いたN. M. U. のspike放電間隔を測定することによつて觀察したものである。
今回吾々は,正常人に於て隨意筋に自覺的には何らの緊張(tonic contraction)をも加えない状態での壓迫效果を確かめようと思い,筋緊張に大きく左右される膝蓋腱反射の閾値について以下の實驗を行つた。
皮膚の壓迫刺激が正常人の四肢筋の緊張に及ぼす影響については,高木等1)2)3)の報告がある。これらは何れも被驗者をして隨意筋に豫め一定の緊張状態(tonic contraction)を保たせておき,壓迫によつて起る緊張の變化を同心型針電極により導いたN. M. U. のspike放電間隔を測定することによつて觀察したものである。
今回吾々は,正常人に於て隨意筋に自覺的には何らの緊張(tonic contraction)をも加えない状態での壓迫效果を確かめようと思い,筋緊張に大きく左右される膝蓋腱反射の閾値について以下の實驗を行つた。
掲載誌情報