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文献概要
話題 第18回北米神経科学会より
発生神経科学のトレンド
著者: 鈴江俊彦1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第一生理学教室
ページ範囲:P.153 - P.155
文献購入ページに移動北米神経科学会議の魅力はなんであろうか。すくなくとも私にとってそれは圧倒的な情報量の多さである。参加することによって神経科学の最前線のすべて(あるいはかなりの部分)を見たという充実感に浸ることができる。一般演題7,809,そのうち口演1,456題,ポスターセッション6,353題。ポスターセッションの会場は屋内であるが,巨大な体育館というよりは野球場のサイズでしかも1日を午前と午後の二組に分けて入れ替えし,それが5日間続けられた。私はいつもの例に洩れず発表の準備が遅れ自分のスピーチのリハーサルに学会の前半を費やし,後半も特に自分が強く興味を引かれるところを聞く以外は人とのコミュニケーションに時間を使ってしまった。
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