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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

特集 研究室で役に立つ新しい試薬

蛋白質,その他修飾試薬 ビオチン—アビジン試薬

アビジン—金コロイドの利用

著者: 急式弘之1

所属機関: 1東京大学理学系研究科生物化学専攻

ページ範囲:P.307 - P.307

文献概要

 ■特性
 近年,金コロイドが電子顕微鏡観察に用いられるようになってきた。金コロイドは電子密度が高く観察が容易であるのに加え,任意の大きさの粒子を目的に合わせて選択できるという利点がある1)。金コロイド標識した蛋白質を用いた手法のなかでもビナチン=アビジン系は,反応が起こりやすく(会合速度定数:108M−1 sec−1),複合体も安定である(解離定数:10−15M)という特徴を持ち,応用範囲も広く利用価値が高い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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