文献詳細
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
蛋白質,その他修飾試薬 ビオチン—アビジン試薬
文献概要
■特性
近年,金コロイドが電子顕微鏡観察に用いられるようになってきた。金コロイドは電子密度が高く観察が容易であるのに加え,任意の大きさの粒子を目的に合わせて選択できるという利点がある1)。金コロイド標識した蛋白質を用いた手法のなかでもビナチン=アビジン系は,反応が起こりやすく(会合速度定数:108M−1 sec−1),複合体も安定である(解離定数:10−15M)という特徴を持ち,応用範囲も広く利用価値が高い。
近年,金コロイドが電子顕微鏡観察に用いられるようになってきた。金コロイドは電子密度が高く観察が容易であるのに加え,任意の大きさの粒子を目的に合わせて選択できるという利点がある1)。金コロイド標識した蛋白質を用いた手法のなかでもビナチン=アビジン系は,反応が起こりやすく(会合速度定数:108M−1 sec−1),複合体も安定である(解離定数:10−15M)という特徴を持ち,応用範囲も広く利用価値が高い。
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