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特集 研究室で役に立つ新しい試薬 蛋白質,その他修飾試薬 螢光ラベル試薬
螢光ラベル化試薬(総論)
著者: 今井一洋1
所属機関: 1東京大学医学部付属病院分院薬剤部
ページ範囲:P.315 - P.317
文献購入ページに移動生体物質であるアミノ酸,ペプチドなどと反応して,それらの物質を高感度あるいは,高選択的に検出するときに用いる螢光ラベル化試薬の多くは,各アミノ酸やペプチドなどの官能基(functional group,アミノ基,チオール基,カルボキシル基など)と反応してそれらを螢光誘導体に変換する螢光ラベル化試薬である。たとえば,無螢光のアミノ酸のアミノ基と反応して螢光性のアミノ酸誘導体を与える試薬や,無螢光のプロスタグランジンのカルボキシル基と反応して螢光性のプロスタグランジン誘導体を与える試薬などがその例である。
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