文献詳細
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
蛋白質,その他修飾試薬 螢光ラベル試薬
文献概要
1.NBD-F1)
■構造および特性
NBD-F(4-フルオロ-7-ニトロ-2,1,3-ベンゾナキサジァゾール)は,それ自身は無螢光であり,図1に示すように第一アミンおよび第二アミンと反応し螢光誘導体を与える。その螢光波長が530nm,ならびに励起波長が470nmと長波長であるため,生体試料などに共存する低波長の螢光(300〜400nm)を有する螢光物質の影響を受けにくく,アミン類の選択的で高感度な分析を可能にしている。NBD-Fはアセトニトリルに溶解し冷蔵庫に保存すると1週間は安定であるが,エタノールに溶解し,用いるときは1日しか活性がもたず,要時調製する必要がある。
■構造および特性
NBD-F(4-フルオロ-7-ニトロ-2,1,3-ベンゾナキサジァゾール)は,それ自身は無螢光であり,図1に示すように第一アミンおよび第二アミンと反応し螢光誘導体を与える。その螢光波長が530nm,ならびに励起波長が470nmと長波長であるため,生体試料などに共存する低波長の螢光(300〜400nm)を有する螢光物質の影響を受けにくく,アミン類の選択的で高感度な分析を可能にしている。NBD-Fはアセトニトリルに溶解し冷蔵庫に保存すると1週間は安定であるが,エタノールに溶解し,用いるときは1日しか活性がもたず,要時調製する必要がある。
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