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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

文献概要

特集 研究室で役に立つ新しい試薬 蛋白質,その他修飾試薬 螢光ラベル試薬

カテコールアミン類:1,2—ジフェニルエチレンジアミン

著者: 大倉洋甫1 能田均1

所属機関: 1九州大学薬学部薬品分析化学教室

ページ範囲:P.322 - P.322

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 ■特性
 1,2-ジフェニルエチレンジアミン(メソ体,DPE)はすべてのカテコールアミン(ノルエピネフリン,エピネフリンおよびドーパミン)をfmolレベルで検出可能とする高感度性と生体試料へ応用する場合,試料の前処理を容易にする高選択性を兼ね備えた試薬である。DPEはフェリシアン化カリウムの存在下,緩和な条件(pH6.5〜7,0〜50℃)でカテコールアミンと反応して螢光誘導体を与え,これらは逆相HPLCで分離できる1-3)。またDPEはポストカラム誘導体化反応にも適用可能で前処理も自動化した自動分析計が市販されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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