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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

特集 研究室で役に立つ新しい試薬

活性制御試薬 蛋白質分解酵素抑制薬

プロリルエンドペプチダーゼ・インヒビター

著者: 芳本忠1

所属機関: 1長崎大学薬学部薬品製造工学教室

ページ範囲:P.332 - P.332

文献概要

 ■プロリルエンドペプチダーゼ
 プロリンを認識し,そのカルボキシル側を切る酵素で,その性質からポストプロリン切断酵素とも呼ばれる。仔ヒツジやウシの脳から精製され,その酵素化学的性質が検討されてきた1)。分子量76,000,等電点4.8で,脳以外に睾丸,肝臓,微生物,および植物からも精製されている。酵素は種々のプロリンを持つ生理活性ペプチドに働き,そのカルボキシル側を切断し不活性化する。酵素はDFPにより阻害されるセリンプロテアーゼである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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