文献詳細
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
活性制御試薬 蛋白質分解酵素抑制薬
文献概要
■プロリルエンドペプチダーゼ
プロリンを認識し,そのカルボキシル側を切る酵素で,その性質からポストプロリン切断酵素とも呼ばれる。仔ヒツジやウシの脳から精製され,その酵素化学的性質が検討されてきた1)。分子量76,000,等電点4.8で,脳以外に睾丸,肝臓,微生物,および植物からも精製されている。酵素は種々のプロリンを持つ生理活性ペプチドに働き,そのカルボキシル側を切断し不活性化する。酵素はDFPにより阻害されるセリンプロテアーゼである。
プロリンを認識し,そのカルボキシル側を切る酵素で,その性質からポストプロリン切断酵素とも呼ばれる。仔ヒツジやウシの脳から精製され,その酵素化学的性質が検討されてきた1)。分子量76,000,等電点4.8で,脳以外に睾丸,肝臓,微生物,および植物からも精製されている。酵素は種々のプロリンを持つ生理活性ペプチドに働き,そのカルボキシル側を切断し不活性化する。酵素はDFPにより阻害されるセリンプロテアーゼである。
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