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特集 研究室で役に立つ新しい試薬 活性制御試薬 蛋白質分解酵素抑制薬
コラゲナーゼインヒビター(TIMP)
著者: 早川太郎1
所属機関: 1愛知学院大学歯学部生化学教室
ページ範囲:P.335 - P.335
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多くの培養細胞,とくに,線維芽,上皮,内皮,骨芽,軟骨各細胞,血小板,単球/マクロファージ,腫瘍細胞などが産生する分子量30万前後のシアロ糖タンパクである。cDNAのクローニングによってヒトTIMPの一次構造が明らかにされ(図1),前期および後期赤芽球前駆細胞(BFU-EとCFU-E)の分化を促進するEPA(erythroid-potentiating activity)タンパクの一次構造と同じであることがわかった1)。12残基のCysはすべてSS結合を形成している。
多くの培養細胞,とくに,線維芽,上皮,内皮,骨芽,軟骨各細胞,血小板,単球/マクロファージ,腫瘍細胞などが産生する分子量30万前後のシアロ糖タンパクである。cDNAのクローニングによってヒトTIMPの一次構造が明らかにされ(図1),前期および後期赤芽球前駆細胞(BFU-EとCFU-E)の分化を促進するEPA(erythroid-potentiating activity)タンパクの一次構造と同じであることがわかった1)。12残基のCysはすべてSS結合を形成している。
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