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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

特集 研究室で役に立つ新しい試薬

活性制御試薬 蛋白質分解酵素関連試薬

アミノ酸残基特異的エンドプロテアーゼ,他

著者: 綱澤進1

所属機関: 1大阪大学蛋白質研究所蛋白質化学構造部門

ページ範囲:P.341 - P.356

文献概要

 AchromobacterプロテアーゼI(EC3. 4. 21. 50)
 ■構造
 AchromobacterプロテアーゼⅠは,Achromobacter lyticusM497-1株より単離された分子量約28,000,アミノ酸総残基数268個よりなる単純蛋白質で,ジイソプロピルフルオロリドリン酸(DFP)やフェニルメタンスルホニルフルオリド(PMSF)によりその活性が化学量論的に阻害される典型的なセリンプロテアーゼである1)。その一次構造を図1に示すが,同じセリンプロテアーゼであるトリプシンやキモトリプシンとの構造比較からHis57,Asp113,Ser194がその触媒部位を形成していると推定されている2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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