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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

文献概要

特集 研究室で役に立つ新しい試薬 活性制御試薬 ホルボールエステル関連試薬

ブライオスタチン

著者: 中熊秀喜1 川口辰哉1 高月清1

所属機関: 1熊本大学医学部第2内科

ページ範囲:P.406 - P.407

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 ■構造および特性
 ブライオスタチン(BS)は1982年にPettit, G. R, らにより海産生物Bugulaneritinaから分離精製された物質である1)。大環状ラクトン構造を有し現在までに約10種類が知られている(図1)。BS-1は融点230〜235℃,分子量886.4,紫外線吸収域は233nm,263nmである。水に不溶でクロロホルム,メタノールなどの有機溶媒によく溶ける。
 当初マウス腫瘍細胞(P388)を用いた抗腫瘍活性が,その後腫瘍プロモーターであるphorbol ester様活性が示され多くの興味をひくようになった2-5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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