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特集 研究室で役に立つ新しい試薬 活性制御試薬 ホルボールエステル関連試薬
ブライオスタチン
著者: 中熊秀喜1 川口辰哉1 高月清1
所属機関: 1熊本大学医学部第2内科
ページ範囲:P.406 - P.407
文献購入ページに移動ブライオスタチン(BS)は1982年にPettit, G. R, らにより海産生物Bugulaneritinaから分離精製された物質である1)。大環状ラクトン構造を有し現在までに約10種類が知られている(図1)。BS-1は融点230〜235℃,分子量886.4,紫外線吸収域は233nm,263nmである。水に不溶でクロロホルム,メタノールなどの有機溶媒によく溶ける。
当初マウス腫瘍細胞(P388)を用いた抗腫瘍活性が,その後腫瘍プロモーターであるphorbol ester様活性が示され多くの興味をひくようになった2-5)。
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