文献詳細
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
膜関連試薬 カルシウムチャネル関連試薬
文献概要
カルシウム拮抗薬は高血圧や狭心症の治療薬として臨床的に繁用されているが,主としてL-typeの電位依存性カルシウムチャネルの抑制を介してその薬理効果を発揮する。したがって,カルシウム拮抗薬は,その作用機序の研究がカルシウムチャネルの研究に結びつくという大変恵まれたクスリであり,カルシウムチャネル研究にも必須の試薬である。
もっとも作用の強い,1,4-dihydropyridine(1,4-DHP)系の化合物にカルシウムチャネルをactivateする化合物が見出されて研究面での価値も一段と高まった。ここでは,合成有機化合物である各種のカルシウム拮抗薬と試薬用にデザインされた周辺化合物について述べる。
もっとも作用の強い,1,4-dihydropyridine(1,4-DHP)系の化合物にカルシウムチャネルをactivateする化合物が見出されて研究面での価値も一段と高まった。ここでは,合成有機化合物である各種のカルシウム拮抗薬と試薬用にデザインされた周辺化合物について述べる。
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