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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

特集 研究室で役に立つ新しい試薬

膜関連試薬 カルシウムチャネル関連試薬

カルシウムチャネル関連試薬(総論)

著者: 長尾拓1

所属機関: 1東京大学薬学部毒性薬理学教室

ページ範囲:P.410 - P.413

文献概要

 カルシウム拮抗薬は高血圧や狭心症の治療薬として臨床的に繁用されているが,主としてL-typeの電位依存性カルシウムチャネルの抑制を介してその薬理効果を発揮する。したがって,カルシウム拮抗薬は,その作用機序の研究がカルシウムチャネルの研究に結びつくという大変恵まれたクスリであり,カルシウムチャネル研究にも必須の試薬である。
 もっとも作用の強い,1,4-dihydropyridine(1,4-DHP)系の化合物にカルシウムチャネルをactivateする化合物が見出されて研究面での価値も一段と高まった。ここでは,合成有機化合物である各種のカルシウム拮抗薬と試薬用にデザインされた周辺化合物について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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