文献詳細
文献概要
特集 研究室で役に立つ新しい試薬 膜関連試薬 カルシウムチャネル関連試薬
ω-コノトキシン
著者: 吉岡亨1
所属機関: 1早稲田大学人間科学部
ページ範囲:P.420 - P.421
文献購入ページに移動 ■構造および特性
ω-コノトキシンは最初フィリピンの海岸に棲息するイモ貝(Conus geographs)から抽出された毒の一つでCaチャネルに特異的な阻害剤である。この毒の一次構造は図1(a)に示すように27個のアミノ酸から成るペプチドで,S-S結合が三つあることから図1(b)に示すような2次構造をとっていると推察されている。この毒はしたがって水溶性であり,最近は合成されるようになったので手に入りやすくなった1)。
ω-コノトキシンは最初フィリピンの海岸に棲息するイモ貝(Conus geographs)から抽出された毒の一つでCaチャネルに特異的な阻害剤である。この毒の一次構造は図1(a)に示すように27個のアミノ酸から成るペプチドで,S-S結合が三つあることから図1(b)に示すような2次構造をとっていると推察されている。この毒はしたがって水溶性であり,最近は合成されるようになったので手に入りやすくなった1)。
掲載誌情報