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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

文献概要

特集 研究室で役に立つ新しい試薬 膜関連試薬 カルシウムチャネル関連試薬

ω-コノトキシン

著者: 吉岡亨1

所属機関: 1早稲田大学人間科学部

ページ範囲:P.420 - P.421

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 ■構造および特性
 ω-コノトキシンは最初フィリピンの海岸に棲息するイモ貝(Conus geographs)から抽出された毒の一つでCaチャネルに特異的な阻害剤である。この毒の一次構造は図1(a)に示すように27個のアミノ酸から成るペプチドで,S-S結合が三つあることから図1(b)に示すような2次構造をとっていると推察されている。この毒はしたがって水溶性であり,最近は合成されるようになったので手に入りやすくなった1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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