icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

特集 研究室で役に立つ新しい試薬

膜関連試薬 アラキドン酸カスケード修飾試薬

YM638(ロイコトリエンD4拮抗薬)

著者: 富岡健一1

所属機関: 1山之内製薬中央研究所新薬研究所薬理研究部

ページ範囲:P.438 - P.439

文献概要

 ■特性および構造
 1973年Augsteinらにより,最初のロィコトリエン(以下LTと略)拮抗薬としてFPL55712が報告された。しかしながら,FPL55712は生物学的半減期が非常に短く経口吸収も悪いためin vivoの実験には使用しづらかった。YM638(YM-16638)(図1)は山之内製薬でロイコトリエン拮抗薬研究の中から見出された経口投与で有効なLTD4拮抗薬である。YM638はin vitroでFPL55712と同等かやや弱い抗LT作用を有する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら