文献詳細
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
膜関連試薬 アラキドン酸カスケード修飾試薬
文献概要
■特性および構造
1973年Augsteinらにより,最初のロィコトリエン(以下LTと略)拮抗薬としてFPL55712が報告された。しかしながら,FPL55712は生物学的半減期が非常に短く経口吸収も悪いためin vivoの実験には使用しづらかった。YM638(YM-16638)(図1)は山之内製薬でロイコトリエン拮抗薬研究の中から見出された経口投与で有効なLTD4拮抗薬である。YM638はin vitroでFPL55712と同等かやや弱い抗LT作用を有する。
1973年Augsteinらにより,最初のロィコトリエン(以下LTと略)拮抗薬としてFPL55712が報告された。しかしながら,FPL55712は生物学的半減期が非常に短く経口吸収も悪いためin vivoの実験には使用しづらかった。YM638(YM-16638)(図1)は山之内製薬でロイコトリエン拮抗薬研究の中から見出された経口投与で有効なLTD4拮抗薬である。YM638はin vitroでFPL55712と同等かやや弱い抗LT作用を有する。
掲載誌情報