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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

文献概要

特集 研究室で役に立つ新しい試薬 膜関連試薬 アラキドン酸カスケード修飾試薬

ネオマイシン(ホスホリパーゼC阻害剤)

著者: 菊池玲1 工藤一郎1

所属機関: 1東京大学薬学部衛生化学裁判化学教室

ページ範囲:P.440 - P.440

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 ■構造・特性
 Streptomyces fradiaeの産生する抗生物質でA,B,Cの3種をネオマィシン複合体と総称する。このうち,ネオマイシンBがホスホリパーゼC阻害剤として用いられる。ネオマイシンBの構造は図1に示すとおりで,市販されている硫酸塩の分子式はC23H46N6O13・3H2SO4,分子量は908.9である。水やメタノールに溶けるが,クロロホルムなどの一般的な有機溶媒にはほとんど不溶である。硫酸塩の水溶液はpH 2〜9の範囲で非常に安定である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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