文献詳細
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
セカンドメッセンジャー関連試薬 遊離カルシウム測定試薬
文献概要
カルシウムイオンCa2+(遊離カルシウムイオンを表す時のみ"Ca2+"を用い,それ以外の場合は単に"Ca"と表記する。他のイオンたとえばマグネシウムについても同様とする)が細胞内情報伝達物質であることは骨格筋,心筋,平滑筋で確立され,さらにCa2+-ATPase活性,ホスホリラーゼキナーゼ活性をはじめとするいろいろな酵素活性や諸分泌現象(神経伝達物質,非ステロイド性ホルモンの分泌,肥満細胞の脱顆粒など),さらには増殖,成長に関連した過程などにおいても明らかとなってきている1)。これらの反応は一般的には以下のように略記できる。
nCa2++RFCan-R……→反応――(1)
ただしR:Ca2+受容蛋白(単にCa2+を結合しうるだけのCa結合蛋白と,Ca2+を結合した結果一定の反応を惹起しうるCa2+受容蛋白とを区別して考えることが必要である)。
nCa2++RFCan-R……→反応――(1)
ただしR:Ca2+受容蛋白(単にCa2+を結合しうるだけのCa結合蛋白と,Ca2+を結合した結果一定の反応を惹起しうるCa2+受容蛋白とを区別して考えることが必要である)。
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