文献詳細
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
セカンドメッセンジャー関連試薬 遊離カルシウム測定試薬
文献概要
Indo-1は1985年にFura-2と同時に発表された細胞内カルシウムイオン濃度指示薬であり,図1に示す構造と次の特徴を有する。
1)Quin 2やFura-2と同様に,エステル型(Indo-1AM)で細胞に取り込まれた後,非エステル型に変換され細胞内に留まる。
2)Quin 2に比べKd値が高く(表1),比較的高濃度のカルシウムイオン濃度まで測定でき,またキレート作用が弱く細胞障害性が低いと考えられる。
3)Quin 2に比べ螢光強度が約30倍強く(表1),低濃度の細胞内Indo-1でも測定できる。
4)螢光波長がカルシウムイオン濃度により変化するので,単一波長の励起光でカルシウムイオン濃度の値が求められる。
1)Quin 2やFura-2と同様に,エステル型(Indo-1AM)で細胞に取り込まれた後,非エステル型に変換され細胞内に留まる。
2)Quin 2に比べKd値が高く(表1),比較的高濃度のカルシウムイオン濃度まで測定でき,またキレート作用が弱く細胞障害性が低いと考えられる。
3)Quin 2に比べ螢光強度が約30倍強く(表1),低濃度の細胞内Indo-1でも測定できる。
4)螢光波長がカルシウムイオン濃度により変化するので,単一波長の励起光でカルシウムイオン濃度の値が求められる。
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