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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

特集 研究室で役に立つ新しい試薬

セカンドメッセンジャー関連試薬 遊離カルシウム測定試薬

Aequorin

著者: 井上敏1

所属機関: 1チッソ(株)研究部

ページ範囲:P.460 - P.460

文献概要

 ■特徴および性質
 Aequorinは,発光オワンクラゲ(Aequorea victoria)から単離されたCa2+受容蛋白で,アポ蛋白(Apoaequorin),発光源のエミッター(セレンテラジン),分子状酸素がコンプレックス状態で存在している。Ca2+(あるいはSr2+)と特異的に結合し発光する蛋白(Photoprotein)である。この微弱発光を利用することにより,Ca2+濃度を測定することが可能である。一次構造解析の結果,Ca2+結合のためのEF-hand構造が3ヵ所存在する。一般性質を表1に示した1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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