icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

文献概要

特集 研究室で役に立つ新しい試薬 セカンドメッセンジャー関連試薬 GTP結合蛋白関連試薬

百日咳毒素(別名 Islet-activating Protein:IAP)

著者: 堅田利明1

所属機関: 1東京工業大学理学部生命理学科

ページ範囲:P.466 - P.467

文献購入ページに移動
 ■特性および構造
 百日咳菌Bordetella pertussisが産生する毒素で,5種6個のサブユニットからなる蛋白質である。最大のサブユニット(S1)がAプロトマー,残りの5量体(S2〜S5)がBオリゴマーとして機能するいわゆるA〜B構造の毒素の一つである(図1)1)。百日咳毒素はBオリゴマーの部位で細胞表層に結合し,Aプロトマーが細胞内に侵入して毒素特有の効果を標的細胞に対して発揮すると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら