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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

文献概要

特集 研究室で役に立つ新しい試薬 糖関連化学物質(試薬) レクチン

レクチンアフィニティクロマトグラフィ

著者: 松本勲武1

所属機関: 1お茶の水女子大学理学部化学科

ページ範囲:P.494 - P.494

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 レクチンを不溶性の担体に固定化した吸着体のカラムを用いてアフィニティクロマトグラフィ(AFC)を行うと,レクチンと親和性のある糖構造をもつ,小は単糖グリコシド,オリゴ糖,糖ペプチドから,大は糖タンパク質や,さらには細胞までも分離・分画することができる。とくに,特異性の異なる種々のレクチンカラムを用いて逐次AFCを行うと,混合試料中の各種糖質成分を分離することができるとともに,各成分の糖鎖構造をある程度推定できる利点がある1)。レクチンを自分で固定化することもできるし1),主要な固定化レクチンは市販されている(ホーネンコーポレーション,他)ので,購入することもできる。以下にレクチンAFCの最近の知見を紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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