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特集 研究室で役に立つ新しい試薬 糖関連化学物質(試薬) 糖鎖分解酵素(グリコシダーゼ)
糖鎖分解酵素(グリコシダーゼ)(総論)
著者: 宮城妙子1 立木蔚1
所属機関: 1東北大学抗酸菌病研究所生化学
ページ範囲:P.499 - P.501
文献購入ページに移動グリコシダーゼには,糖鎖の非還元末端から特定の単糖を遊離するエキソ型と,複数の糖残基から成る特定の構造部分を認識し,オリゴ糖を切り出すエンド型があり,細菌,カビ,植物,軟体動物,哺乳動物に至るまで広く分布している。分離・精製され,試薬として汎用されているものも多いが,それぞれの詳しい性状や試薬としての使用法などについては各論に譲り,ここでは,グリコシダーゼの大まかな種類と一般的性状を述べるにとどめる。なお,グリコサミノグリカン分解に関するグリコシダーゼについては,ページ数に限りがあるので触れなかった。
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