文献詳細
文献概要
特集 研究室で役に立つ新しい試薬 糖関連化学物質(試薬) 糖鎖
糖鎖微量分析(螢光標識法)
著者: 長谷純宏1
所属機関: 1大阪大学理学部化学教室
ページ範囲:P.523 - P.524
文献購入ページに移動 螢光標識法は糖(糖鎖)の検出や構造解析を高感度かつ簡素に行うため,糖鎖の還元末端アルデヒド基に2-アミノピリジンを結合させ,螢光性のピリジルアミノ(PA-)糖鎖にするもので1),原理を図に示した。ピリジルアミノ基は螢光性であるばかりでなく,酸水解,アルカリ水解,ヒドラジン分解,スミス過ヨウ素酸酸化,メチル化分析,部分アセトリシスや光に比較的安定であるため,螢光標識したままで少糖の構造解析を行うことができる。
掲載誌情報