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文献詳細

雑誌文献

生体の科学40巻4号

1989年08月発行

文献概要

特集 研究室で役に立つ新しい試薬 糖関連化学物質(試薬) 糖鎖

糖鎖微量分析(螢光標識法)

著者: 長谷純宏1

所属機関: 1大阪大学理学部化学教室

ページ範囲:P.523 - P.524

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 螢光標識法は糖(糖鎖)の検出や構造解析を高感度かつ簡素に行うため,糖鎖の還元末端アルデヒド基に2-アミノピリジンを結合させ,螢光性のピリジルアミノ(PA-)糖鎖にするもので1),原理を図に示した。ピリジルアミノ基は螢光性であるばかりでなく,酸水解,アルカリ水解,ヒドラジン分解,スミス過ヨウ素酸酸化,メチル化分析,部分アセトリシスや光に比較的安定であるため,螢光標識したままで少糖の構造解析を行うことができる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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