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文献詳細

雑誌文献

生体の科学41巻2号

1990年04月発行

文献概要

特集 細胞接着

細胞接着性タンパク質とその活性ペプチド

著者: 林正男1

所属機関: 1お茶の水女子大学理学部生物学教室

ページ範囲:P.103 - P.107

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 細胞は,細胞相互および細胞外マトリックスに接着する。この接着により,細胞の形態,移動,分化,増殖,分泌などの活動が巧妙に制御される。17年前にフィブロネクチンが発見されて以来,細胞接着を担う因子として,フィブロネクチン,ラミニン,ビトロネクチン,テネイシンなど10数種の細胞接着性タンパク質が知られるようになった。さらにここ5~6年のうちに,これらタンパク質の活性部位が特定のオリゴペプチドとして同定され,このオリゴペプチドを認識する細胞表面の特異的レセプターが分離された。本総説では,これら細胞接着性タンパク質の活性ペプチド(表1)に焦点を合わせ,細胞接着因子群の最近の動向を整理した。なお,本文中のアミノ酸表記は一文字略号を使用した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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