文献詳細
文献概要
実験講座
ポリ-L-アスパラギン酸を利用した微小管付随タンパク質の新しい分離・精製法
著者: 藤井敏弘1 新井孝夫2
所属機関: 1信州大学繊維学部機能高分子学科生体高分子学教室 2東京理科大学理工学部応用生物科学科
ページ範囲:P.219 - P.224
文献購入ページに移動チュブリンは種間の構造差が少ない進化に保守的なタンパク質であるのに対し,MAPsは同一種,同一細胞においても多種類みられ,しかもそれらの局在が著しく異なっている。これらのことは微小管の機能の多様性にこれらのMAPsが重要な役割を果たしていることを示唆している。本稿においては,最近著者らが開発したポリ-L-アスパラギン酸への親和性を利用した哺乳類動物脳MAPsの新しい分離法について紹介したい。
掲載誌情報