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文献詳細

雑誌文献

生体の科学41巻4号

1990年08月発行

文献概要

特集 New proteins 酵素 プロテアーゼ

コラゲナーゼ関連タンパク質(コラゲナーゼ遺伝子ファミリー):collagenase, gelatinase, stromelysin(transin),stromelysin--2, pump-1, acrosin

著者: 藤田道也1

所属機関: 1浜松医科大学生化学第2講座

ページ範囲:P.381 - P.383

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 結合組織には3種のコラーゲン関連タンパクがある。一つはいわゆるコラゲナーゼで,interstitial collagenを分解する(interstitial collagenase,別名MMP-1)。もう一つはしばしばgelatinascと呼ばれた酵素で,ゼラチンを容易に分解するが,タイプⅣ・Ⅴコラーゲン,エラスチン,カゼインをも分解する(gelatinase,別名MMP-2)。他はstromelysin/transin(別名MMP-3またproteoglycanase)と呼ばれ,プロテオグリカン,フィブロネクチン,ゼラチン,タイプⅣコラーゲン,ラミニンを分解する。これらはいずれもメタロプロテイナーゼである。これら三者がともに働くことによって細胞間礎質のおもなタンパク質のすべてが分解される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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