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文献詳細

雑誌文献

生体の科学41巻4号

1990年08月発行

文献概要

特集 New proteins 酵素 リボヌクレアーゼ関連タンパク質

eosinophil-derived neurotoxin(EDN),eosinophil cationic protein(ECP),angiogenin

著者: 藤田道也1

所属機関: 1浜松医科大学生化学第2講座

ページ範囲:P.384 - P.386

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 Sierakowskaら(1977)によってRNaseは分泌性(RNase C,RNase UL,band A)と非分泌性(RNaseU,RNase Us,band D)に分けられた1)。分泌性と非分泌性RNaseのアミノ酸配列は30%が一致2)。一致するアミノ酸にはRNase活性部位のもの(His-12,His-119,Lys-41)が含まれる。非分泌型で代表的なものはヒト好酸球顆粒に含まれる3種の塩基性タンパクのうちの2種,EDNとECPである。進化の過程で祖型遺伝子の倍化が起こり,一つは非分泌型に進化し,他はさらにもう一度の倍化をへた後,一方は分泌型(哺乳類)に進化し,もう一つはangiogeninに進化したものと思われる(図)2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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