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文献詳細

雑誌文献

生体の科学41巻4号

1990年08月発行

文献概要

特集 New proteins 血漿(清)タンパク質 補体系

Ra-reactive factor

著者: 川上正也1

所属機関: 1北里大学医学部分子生物学教室

ページ範囲:P.410 - P.410

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 Ra-reactive factor(Ra反応性因子) ■同義名 RaRF。
 ■分子量および構造
 マウス血清中のRa-reactive「actor(RaRF)は,分子量28K,100Kの糖タンパク質(P28a,P28b,P100)を含む複合体で,全体の分子量は約300Kである。P28a,P28bは補体亜成分C1qのように,N末端近くにコラーゲン様のドメインがあるが,C末端側には多くの動物レクチンに共通のアミノ酸配列がある。これらの一次構造はラットやヒトのマンナン結介タンパク質ともっともよく似ている。P100は,29Kと70Kのポリペプチド鎖から成っている。P100の全体構造は未だわかっていないが,一部にはC1r,C1sに似た一次構造が認められる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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