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第11回国際薬理学会報告
著者: 斉藤亜紀良1 小浜一弘2
所属機関: 1筑波大学基礎医学系薬理学 2群馬大学医学部薬理学教室
ページ範囲:P.601 - P.603
文献購入ページに移動会場はアムステルダムの南に位置し,市内であるにもかかわらず,非常に広大で,ポスター会場とメイン・ホールは野球をやっても大丈夫という感じであった。参加者は4,500人で家族会員も含めると5,000人にも,そして参加国は65カ国にものぼった。日本よりの参加者は表2に示すように最大で,登録者名簿では617名を数えることができた。シンポジウムなどで招待され,講演を行う名誉にあずかった者は199名で,アメリカが最大で23%で,日本はスイスに続き4%で7番目であった。参加者数の割には少ないと見る読者もいると思われるが,過去と比較し急増していることは確かで,この傾向はさらに続くと考えられる。これは日本での薬理学研究の質の向上のみならずIUPHARに送られている日本人委員の努力によるところが多い。
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