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文献詳細

雑誌文献

生体の科学42巻1号

1991年02月発行

文献概要

特集 脳と免疫

脳の免疫性接着因子(Igスーパーファミリー)

著者: 阿相皓晃1 植村慶一1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.33 - P.39

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 神経系の細胞表面に存在し,細胞―細胞や細胞―基質分子間に関与するさまざまの分子は現在細胞接着因子と総称され,異なる三つの遺伝子ファミリー群に分類されている。すなわち,①カドヘリンに代表されるようなカルシウム依存性接着分子群,②インテグリンの総称名で知られる細胞表面レセプター群,③NCAM,L1に代表されるカルシウム非依存性の細胞接着分子群でこのグループは免疫グロブリン(Ig)分子骨格とアミノ酸配列の相同性を持ち免疫グロブリン(Ig)遺伝子スーパーファミリーと呼ばれている。
 本稿では,脳・神経系に存在するこれら免疫グロブリンスーパーファミリー群について最近の知見を解説した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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