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文献詳細

雑誌文献

生体の科学42巻2号

1991年04月発行

文献概要

特集 脳の移植と再生

異種間移植脳の発生分化―ニワトリ・ウズラキメラによる中枢神経系の分化,神経回路形成の解析

著者: 仲村春和1

所属機関: 1京都府立医科大学生物学教室

ページ範囲:P.86 - P.91

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 最近,中枢神経系の発生分化の研究がニワトリ・ウズラキメラを作製して活発に行われている。この方法はフランスのLe Douarin女史により開発されたものであるが,彼女は1969年にニワトリとウズラの細胞は識別可能であることを発見して以来このキメラ法により,神経堤細胞の分化,血球系の分化の問題に多大の貢献をした1,2)。ここでは主にニワトリ・ウズラキメラ法による中枢神経系の分化の問題を筆者の研究室での結果を中心に解説を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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