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文献詳細

雑誌文献

生体の科学42巻3号

1991年06月発行

文献概要

解説

アクチビンと形態形成

著者: 上野直人1 浅島誠2

所属機関: 1筑波大学応用生物化学系 2横浜市立大学文理学部生物学教室

ページ範囲:P.227 - P.233

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 受精からはじまり個体が形成されるまでの動物の発生過程には細胞増殖,分化などの精緻な調節機構が存在すると考えられている。最近,この調節メカニズムに細胞増殖因子が深く関わっていることが明らかにされつつある。なかでも細胞増殖因子の一つTGF-βに似た構造をもつ「アクチビン」が初期発生の重要な調節因子として注目されている。本稿ではアクチビン発見の背景,そしてアクチビンが形態形成因子として機能する場合のメカニズムを考察するとともに,この分野の研究における解決すべき問題点などを指摘してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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