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連載講座 新しい観点からみた器官
胃:ストレス蛋白質と粘膜防御機構
著者: 中村圭也1 青池晟1 川井啓市1
所属機関: 1京都府立医科大学公衆衛生学教室
ページ範囲:P.304 - P.308
文献購入ページに移動一方,近年の細胞生物学あるいは分子生物学における進歩は,種々のシグナルや非特異的な刺激に対する各臓器の応答を細胞レベルあるいは分子レベルで解明することを可能にした。そして種々の細胞機能が特定の蛋白質の合成あるいは合成後の修飾によってもたらされることが次第に明らかにされつつある。中でも熱ショック蛋白質(heat shock protein,HSP)あるいはストレス蛋白質と呼ばれる一群の蛋白質群が細胞保護機能に関与するものとして最近注目されている3)。
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