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文献詳細

雑誌文献

生体の科学42巻5号

1991年10月発行

文献概要

特集 神経系に作用する薬物マニュアル Ⅰ.レセプターに作用する薬物

AMPA受容体(キスカル酸受容体)・カイニン酸受容体

著者: 坪川宏1 川合述史1

所属機関: 1自治医科大学第一生理学教室

ページ範囲:P.366 - P.368

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AMPA受容体(キスカル酸受容体)
 「概説」
 AMPA受容体は,「3H]AMPAをリガンドとして持つionotropic型受容体で,アゴニストとの結合によりNa,およびKチャネルが開く。中枢神経系に広く存在する。旧来はキスカル酸受容体といわれていたものであるが,AMPAはキスカル酸よりも中枢神経系ではより選択的に作用する。すなわち,キスカル酸は[3H]kainate結合部位に対して弱い結合性を持つのに対してAMPAにはほとんどそれがない。またキスカル酸はmetabotropicなグルタミン酸受容体に働くがAMPAは作用しない。一方昆虫・甲殻類筋のキスカル酸受容体に対してAMPAは無効である1-3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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