文献詳細
特集 神経系に作用する薬物マニュアル
Ⅲ.代謝的に作用する薬物 代謝回転に作用する薬物
文献概要
「概説」
Guanethidine,reserpine,6-hydroxydopamine(6-OHDA)およびDSP-4は,受容体を遮断することにより作用を発現する拮抗薬とは異なり,ノルアドレナリン(NA)神経終末におけるNAの貯蔵部位への取り込みおよび生合成を阻害,あるいは偽伝達物質として取り込まれNAと置換することなどによりNA神経終末内のNAを枯渇させ,神経遮断作用を現す。臨床的には,guanethidineおよびreserpineがおのおの血圧降下薬およびトランキライザーとして用いられている。これらの薬物は,それぞれの薬理,生理作用の違いから実験上有用なNA減少剤として多く用いられている。
Guanethidine,reserpine,6-hydroxydopamine(6-OHDA)およびDSP-4は,受容体を遮断することにより作用を発現する拮抗薬とは異なり,ノルアドレナリン(NA)神経終末におけるNAの貯蔵部位への取り込みおよび生合成を阻害,あるいは偽伝達物質として取り込まれNAと置換することなどによりNA神経終末内のNAを枯渇させ,神経遮断作用を現す。臨床的には,guanethidineおよびreserpineがおのおの血圧降下薬およびトランキライザーとして用いられている。これらの薬物は,それぞれの薬理,生理作用の違いから実験上有用なNA減少剤として多く用いられている。
掲載誌情報