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文献詳細

雑誌文献

生体の科学42巻5号

1991年10月発行

文献概要

特集 神経系に作用する薬物マニュアル Ⅲ.代謝的に作用する薬物 代謝回転に作用する薬物

ノルアドレナリン減少剤

著者: 高柳一成1 佐藤光利1

所属機関: 1東邦大学薬学部薬理学教室

ページ範囲:P.494 - P.495

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 「概説」
 Guanethidine,reserpine,6-hydroxydopamine(6-OHDA)およびDSP-4は,受容体を遮断することにより作用を発現する拮抗薬とは異なり,ノルアドレナリン(NA)神経終末におけるNAの貯蔵部位への取り込みおよび生合成を阻害,あるいは偽伝達物質として取り込まれNAと置換することなどによりNA神経終末内のNAを枯渇させ,神経遮断作用を現す。臨床的には,guanethidineおよびreserpineがおのおの血圧降下薬およびトランキライザーとして用いられている。これらの薬物は,それぞれの薬理,生理作用の違いから実験上有用なNA減少剤として多く用いられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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