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特集 神経系に作用する薬物マニュアル Ⅲ.代謝的に作用する薬物 代謝回転に作用する薬物
グルタミン酸減少剤
著者: 栗山欣弥1 中安博司1
所属機関: 1京都府立医科大学薬理学教室
ページ範囲:P.498 - P.498
文献購入ページに移動神経終末から遊離されたグルタミン酸は,シナプス前膜のほか,グリア細胞へも再取り込みされる。ここでグリアのみに局在するグルタミン合成酵素でグルタミンに変換された後,再び神経終末に輸送され,グルタミナーゼの作用によりグルタミン酸に再生される。このグルタミン酸―グルタミン回路はニューロンとグリアの代謝的相関という意味からも,重要視されている(図1)1)。一方,TCA回路を経由するグルコース由来のde novo回路も合成系の重要な部分となっている。
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