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文献詳細

雑誌文献

生体の科学42巻5号

1991年10月発行

文献概要

特集 神経系に作用する薬物マニュアル Ⅲ.代謝的に作用する薬物 代謝回転に作用する薬物

ヒスタミン代謝回転作用薬:Histamine-N-methyltransferase(HNMT)阻害剤

著者: 藤田道也1

所属機関: 1浜松医科大学生化学第2講座

ページ範囲:P.502 - P.502

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 「概説」
 脳にはS-アデノシルメチオニンをメチル基供与体としヒスタミンのイミダゾール環のN-メチル化を触媒する酵素ヒスタミン-N-メチルトランスフェラーゼが多量にある1)。脳には他の末梢組織に多いジアミンオキシダーゼが欠如しているのでN-メチル化が唯一の代謝経路であり,強力なヒスタミン取り込み機構もないので,HNMTの阻害によって脳内ヒスタミン濃度が上昇する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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