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特集 細胞活動の日周リズム
副腎髄質へのアミン取り込みの日周リズム
著者: 平野鉄雄1 永井克也2 板東武彦1 中川八郎2
所属機関: 1新潟大学医学部生理学第一教室 2大阪大学蛋白質研究所代謝部門
ページ範囲:P.600 - P.603
文献購入ページに移動そこで,副腎髄質細胞の機能に日周リズムが存在するかどうかであるが,副腎髄質細胞はチロシンやフェニールアラニンを材料として取り込み,チロシン水酸化酵素(TH),ドパ脱炭酸酵素(DDC),DBH,フェニルエチルアミンN-メチル転移酵素(PNMT)により,ドパミン,ノルアドレナリン,アドレナリンの順で合成される。合成されたこれらのカテコールアミンは,クロム親和果粒に貯蔵される。節前線維終末から放出されたアセチルコリンにより髄質細胞が脱分極され,Caイオンが流入すると開口分泌により放出される。放出されたカテコールアミンは交感神経節後終末や副腎髄質細胞自体に取り込まれ,またモノアミン酸化酵素(MAO),カテコール-O-メチル転移酵素(COMT)によって不活性化される。
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