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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻1号

1992年02月発行

文献概要

特集 意識と脳

マグーンの網様体賦活系説のその後

著者: 川村浩1

所属機関: 1三菱化成生命科学研究所

ページ範囲:P.20 - P.24

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 まず意識について整理しておきたい。日常使われる意識という用語は,主観的体験としての自我意識を意味している。これに対して精神科をのぞき,多くの場合に医学で論じられる意識は脳波や刺激に対する反応など,客観的に観察される尺度を総合して現定された脳の活動水準のことである。
 睡眠は自我意識の,生理的な周期性をもつ喪失であり,この点からも睡眠・覚醒の機能系と意識との関係の研究は切り離せない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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