文献詳細
特集 大脳皮質発達の化学的側面
大脳皮質の発達とカテコールアミン合成細胞―チロシン水酸化酵素免疫反応性ニューロンの出生後変化を中心に
著者: 佐藤順一1
所属機関: 1東京都神経科学総合研究所臨床神経病理学研究部門
ページ範囲:P.104 - P.108
文献概要
最近の免疫組織化学の方法論の発展によって,これらの部位以外でのカテコールアミン合成細胞の存在も知られてきており,その一つが左脳皮質ニューロンである。また齧歯類では大脳皮質を含めこれらのニューロン胞体内のTH免疫反応性が出生後の限られた時期に一過性の増加を示すことが確認されている。
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