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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻2号

1992年04月発行

文献概要

連載講座 新しい観点からみた器官

脾臓―白脾髄のリンパ路

著者: 三好萬佐行1 西園久徳1 小川皓一1 外薗恵介1

所属機関: 1福岡大学医学部解剖学教室

ページ範囲:P.139 - P.144

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 脾臓リンパ組織である白脾髄は,動脈を鞘状に包むリンパ性動脈周囲鞘(以下髄索)とその膨らんだ末端部位のリンパ小節を区別し1-3),このリンパ組織は他のリンパ性器官のリンパ小節,それに付随するリンパ索と同様に免疫機能に応じてリンパ球の増殖,貯留,動員などの反応が見られる4)。しかし,リンパ球の移動に対応する血管やリンパ管の構造や配置は,扁挑,腸管壁リンパ小節やリンパ節など,他のリンパ性器官のそれときわめて異なっている。ここでは,白脾髄の細網,血管,およびリンパ管の立体配置と構造を述べて,リンパ球や遊走細胞の動きの経路構造を考察しよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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