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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻2号

1992年04月発行

文献概要

実験講座

Allele Specific PCR

著者: 常吉俊宏1 照沼秀也2 藤田道也2 馬場正三3

所属機関: 1静岡理工科大学物質科学科 2浜松医科大学生化学第2講座 3浜松医科大学外科学第2講座

ページ範囲:P.158 - P.162

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 近年,PCR(Polymerase Chain Reaction)1)を筆頭とする遺伝子工学の進展と共に,各種の癌や遺伝病の原因となる遺伝子が次々に見出され,診断さらには治療への応用が進められている。
 未知の遺伝子の追跡には,(1)発現異常蛋白の一部のアミノ酸構造から,DNAプローブを合成し,これとハイブリダイズするDNAクローンを拾い出す,従来からのGenetics法,(2)遺伝家系の各個人を多数調査対象として,発症具合と同じように遺伝しているDNAマーカーを絞り込んでゆき,問題領域の数10kbp程度以上の膨大な塩基配列を読み取って正常者のそれと比較する,近年のReverse Genetics法があるが,いずれも時間と労力を要し大変な作業である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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