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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻4号

1992年08月発行

文献概要

特集 細胞機能とリン酸化

免疫機能におけるリン酸化

著者: 中島泉1 蒲寐医1 浜口道成2

所属機関: 1名古屋大学医学部免疫学教室 2名古屋大学医学部病態制御研究施設

ページ範囲:P.296 - P.304

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 リン酸化と脱リン酸化によって蛋白質の構造と機能が動的に変わり,これが数多くの生命反応のオン/オフスウィッチとして働くことが知られてきている。このことは免疫の機能においても例外ではない。
 蛋白質はセリン/スレオニン残基あるいはチロシン残基においてそれぞれ特定のキナーゼによってリン酸化される。2種類のリン酸化によって蛋白質の構造と機能が修飾され,こうしたリン酸化を軸に多種類のキナーゼと基質が機能的に連鎖してシグナルカスケードの骨格をつくる。本稿では免疫機能を支えるリンパ球に焦点を絞ってその生理における蛋白質リン酸化の役割を考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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