icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻4号

1992年08月発行

特集 細胞機能とリン酸化

中間径フィラメントの機能調節機構―フィラメント構成蛋白質の細胞内リン酸化反応の可視化

著者: 西沢きみ子1 稲垣昌樹2

所属機関: 1愛知県がんセンター研究所放射線部 2東京都老人総合研究所神経生理部門

ページ範囲:P.312 - P.318

文献概要

 細胞骨格の主要構成線維の一つである中間径フィラメントの研究はその不溶性のため長い間組織・細胞内の中間径フィラメント分布の電子顕微鏡観察や特異抗体を用いての細胞・組織染色による形態的研究がその主流を占めてきた。われわれは1986年以来,中間径フィラメントの生理機能解明に向け,主に生化学的,細胞生物学的手法による研究を続け,中間径フィラメントについて以下のことを明らかにしてきた。本文ではこれまでのわれわれの中間径フィラメント研究の概要を紹介する。
 1)尿素存在下のDEAEセルロース,CMセルロース,セファクリルS300やハイドロキシアパタイトカラムクロマトグラフィーを適宜用いることにより総計8種の中間径フィラメント構成蛋白質の精製法を確立した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら